アカガイ


令和元年9月4日  アカガイ出荷、順調です。
 8月21日から始まったアカガイの出荷作業、今年はカキ殻への付着&成長が良好で出荷も着々と進んでいます。
 近場への出荷はタマネギ袋in活魚タンクで、大きな橋(瀬戸大橋)や海(周防灘)をわたる場合はビニール袋inカゴで運搬します。 アカガイの出荷は今月中旬まで続きます。


令和元年7月23日  大型水槽へ
 1kl水槽25基でスタートしたアカガイ種苗生産、付着基材となるカキ殻への付着も無事に完了し、100kl水槽(ドーム水槽)に収容しました。例年より早いペースで大きくなっていて出荷も前倒し…出来るかなぁ~。


令和元年7月11日  過食?成長期?
 ふ化から1か月、全てのアカガイがカキ殻(付着器)に付着しました。
 現在の殻長は平均で0.5mm、大きいものは0.8mmにまで成長しています。
 餌の量もパブロバ・ナンノクロロプシス・キートセロスグラシリスの3種混合で11リットル(/1キロリットル)給餌。

 それでも3時間もすれば『う~ん、うすい・・・』。
 薄くなるということは個数も多く、元気な証拠。このままいくと大型水槽(ドーム水槽)に収容する日も早いかも?


令和元年6月12日  収容完了
 6月4日の収容に続き、本日もアカガイふ化幼生(トロコフォア幼生)を収容しました。
 これで1m3水槽28基の内、換水用の予備水槽3つを除く25水槽すべてが埋まりました。
 1水槽あたり200万個を収容し、9月の配付まで大切に飼育されます。


令和元年6月4日 採卵⇒ふ化⇒収容
 搬入したアカガイが産卵しました。

 今回のアカガイは肥満度がイマイチ。『う~ん。期待できないかな~』と担当がぼやいていましたが、想像したよりふ化率が良く、翌日のふ化個数は1,400万個、1kl水槽に150万個ずつ9水槽に収容しました。


令和元年5月30日  母貝搬入
 今年のアカガイ種苗生産に使用する親アカガイを搬入しました。
 アカガイは血液(酸素輸送手段)に鉄を使っているため、貝が口を開いた所が赤く見えています。(下の写真は担当がこだわりを持って、水中に手を入れて撮影したものです。)
 搬入された親アカガイ、2~3日はゆっくりしていただいて、週明け6月3日頃から産卵していただく予定です。


平成30年9月21日  出荷を終えて


 下松への最終出荷を終え、カキ殻を吊るしていたドーム水槽を掃除したところ、カキ殻から剥離したアカガイが池の底で大きく成長していました。
 その数、約200万個。サイズは5~15mm。担当者の大きな愛情(植物プランクトン?)により大きく育っていました。


 アカガイの担当者ですが、休む間もなく9月25日から始まるアユ種苗生産の主担当になります。


平成30年9月11日   アカガイ出荷~大詰め~


 アカガイもすっかり大きくなって出荷も大詰めを迎えています。トラックで運搬したり、船に積み込んだり、発泡スチロールに封入されて北陸まで運搬されたりしています。

 

 県内外へ次々に出荷されるアカガイ種苗たち、配付先でも大きく育ってくださいね。


平成30年8月27日 アカガイ種苗出荷開始
 6月4日から始まったアカガイ種苗生産。いよいよ出荷が始まりました。
 カキ殻に付着しているアカガイの平均個数を計数し、注文個数を出荷します。
 一袋に入れるカキ殻は400枚。20袋で計8,000枚(に付着したアカガイ)を出荷しました。


平成30年8月13日 成長中です
 毎日好天(暑い日)が続き、アカガイの餌となる植物プランクトン(ニッチア)の増殖は絶好調。

 たくさん餌を食べてアカガイもグングン成長中です。


平成30年8月6日 成長しました
 7月26日にドーム水槽に収容して11日。目をこらしても「これ?」っていうほどだったアカガイですが(老眼のせい?)、たっぷりの餌と担当者の深~い愛情によりこんなに大きく成長しました。

 大きさは1.5~2mm。もうすぐ出荷が始まります。


平成30年7月23日 ドーム水槽へ
 付着基質のカキ殻にアカガイ種苗がしっかりくっついたのを見極めて、炎天下を避けた朝9時からドーム水槽への移送が行われました。1㎥水槽の80連のカキ殻を4本の竹に掛け替えてドーム水槽に収容します。
 1本の竹に20連。均等に広げたのち肩に担いで運びます。
9時とはいえ気温はすでに32℃。みんな汗だくになりながらの作業です。
1時間ほどで収容完了。あとは出荷まで大きく成長させるだけです。


平成30年7月18日 こんなに大きくなりました…?
 カキ殻を投入して2週間、水槽内で浮遊するアカガイもなくなり、ほぼ…カキ殻に付着しました。ほぼ…というのは、カキ殻に付かず水槽底についている個体もいるからです。
 しかし、だいたいはカキ殻に付着し、大きさも0.8mmにまで大きくなりました(見えますか?)。
 15日前が0.2mmでしたから大変な成長です。数も1200万個とかなり残っていますし、ほぼ大丈夫かな~といったところです。
 来週頭にはドーム水槽に収容する予定ですが、気がかりなのが水温です。

 連日の猛暑により水温が急上昇。また、ドーム水槽に送る“植物プランクトン培養屋外水槽”の水温も34℃と煮えるような温度です。
 この過酷な状況をどう凌いで成長させるか、担当の腕の見せ所です。


平成30年7月2日 カキ殻投入
 アカガイの基質(カキ殻)に付着する準備も整い、カキ殻を投入することになりました。
 まずカキ殻の汚れをジャブジャブ落とし、棒に吊るします。きれいな水槽にカキ殻を漬け込んだらさらに海水を追加、オーバーフローさせて残っている汚れを流し去ります。その後少し水位を下げ、アカガイの浮遊幼生をこの水槽に入れてカキ殻に付着させます。 均一に、そしてたくさん付着してもらいたいものです。


平成30年6月29日 換水…そして梅雨の風物詩
 アカガイ水槽の換水は週に3回を基本とし、状態を確認しながら適宜行っています。
 アカガイ種苗ですが、ひとまわり大きくなり付着するための糸を出し始めました。が、ここで焦りは禁物。

 “ここだっ‼”という付着基質(カキ殻)投入のタイミングを見定めているところです。
 さて、海沿いの地区はシロアリが多く発生する傾向がありますが、梅雨明け前は巣別れの時期なのかアカガイ水槽にシロアリがプカプカ…担当者と施設管理者の頭を悩ませています。嫌な風物詩です。


平成30年6月7日 アカガイ種苗生産…本格的にスタート
 5月26日に採卵が始まったアカガイ種苗生産ですが、2回の採卵を経て1㎥FRP水槽26基にアカガイ幼生が入りました。 生まれたばかりの幼生、1基あたり200万個入っているとはいえその大きさは100μmと小さく、餌の量は200cc/水槽・日です。

 小さなアカガイ幼生を見ようと、一生懸命に顕微鏡をのぞき込む担当者の目はとっても優しく見えました。

 


平成30年6月4日 アカガイの赤ちゃん…産まれる
 5月31日に搬入した親アカガイが卵を産みました。
 6月2日(土曜日)9時過ぎから採卵刺激をかけ、1時間後からオスが反応。
 遅れること30分、メスも応えるように反応したくさんの受精卵を回収できました。
 回収した受精卵を30リットルの水槽に静置、翌日ふ化幼生を1㎥FRP水槽14基に約200万個ずつ収容しました。
 いよいよアカガイ種苗生産のスタートです。


平成30年5月31日  アカガイの母貝が到着
 6月から始まるアカガイ種苗生産のため、母貝約10kgが到着しました。
 発泡スチロールで運ばれたアカガイはさっそく海水に戻され採卵準備完了。
 餌となる植物プランクトン培養室はきれいにリニューアル、あとは卵を産むのを待つだけです。


平成30年5月10日 アカガイのための餌料培養室、改修

 6月上旬からアカガイの種苗生産が始まります。
 その餌となる植物プランクトンを培養する恒温室ですが、長年の使用のため土台の木材は朽ち、蛍光灯は汚れていましたが、ヒラメの出荷やトラフグの種苗生産・ワムシ培養の合間をぬって餌料培養室の改修をおこないました。
 朽ちていた土台を取り除き、新たな土台を設置。蛍光灯の汚れも拭き取って心機一転、30年度のアカガイ種苗生産がスタートします。


平成29年8月3日  アカガイをドーム水槽に収容しました


平成29年7月18日  アカガイ、ドーム水槽へ
  屋内1t水槽でカキ殻に付着させていたアカガイですが、このたびドーム100t水槽に収容することになりました。
 1本の竹竿に20連のカキ殻をぶら下げた重さは15kgを超えます。
 これを50mほど離れたドーム水槽に移動させるのは一苦労ですが、これも種苗生産が順調だからこその作業です。
 肩に食い込む重さをかみしめるアカガイのお引越しでした。


6月30日 アカガイ付着中
 アカガイもふ化後25日となり、カキ殻に付着させる時期になりました。
冬から苦労して作ってきたカキ殻もようやく日の目を見る日がやってきました……まあ、貝類の生産現場は遮光してあるため、日が当たることは無いんですけどね(笑)


平成29年6月20日 アカガイ付着器作成
 アカガイの採卵も順調に進み、2週間後の採苗に向け付着器の作成も大詰めです。
 アカガイは糸を出して物に付着する性質があり、カキ殻に付着させて水槽に垂下するのですが、1シーズンに1連25枚のカキ殻を2,080連、52,000枚も使用するので冬場から作り始めないと間に合いません。カキ殻の中央に穴をあけ、タコ糸を通して25枚のカキ殻をつなげます。こうして作り続けた付着器の出番ももうすぐです。


平成29年5月30日

 アカガイ始めました
香川県さぬき市から、今年の種苗生産に使用する親アカガイがやってきました。
今日はゆっくり休んでもらって、明日からの産卵誘発刺激に備えてもらいます。

これから8月までのアカガイ種苗生産のスタートです。


平成28年9月1,6日
アカガイ出荷
 平成28年9月1日 朝早くアカガイ種苗の初出荷が行われました。
出荷先は香川県の漁協さんで15万個を出荷しました。海水5リットル程度が入った厚手のビニール袋に、アカガイが付着したカキ殻を4~5連入れトラックの荷台に積み込みました。
暑さを遮るため荷台を銀色のシートで覆います。高速道路を利用すると3時間ほどで着くそうです。 

  平成28年9月6日 山口県の下松市栽培漁業センターにアカガイ稚貝10万個を出荷しました。 カキガラコレクターにはおよそ1ミリの大きさの稚貝がたくさん付いています。 コレクターをタマネギ袋に入れて、トラックに積んだタンクの中に収容して運びます。
毎年タマネギ袋を広げながら作業を行っていましたが、今年は袋が円筒に加工されていて、コレクターを入れやすく、作業がはかどりました。