アユ


平成31年2月18日  中間育成場にて
 栽培漁業センターから出荷されたアユの健康診断のため中間育成場に行ってきました。
 すでに体重は出荷時の5倍。2~4gに成長していました。
 水車の作る水流に負けないようグングン泳ぐアユを見ていると「大きくなったな~」と感慨深いものがあります。

 4月の放流まであと少し。たくさん餌を食べて大きく育ってほしいものです。
 健康診断は継代ごとに30尾づつ、レントゲン撮影して骨癒合による奇形が無いかをチェックしました。


平成31年2月8日  出荷も大詰め
 9月末から始まったアユの種苗生産……、いよいよ種苗配布も大詰めです。
 餌の「シオミズツボワムシ培養」に始まり「水槽掃除」「サイズ選別」「レントゲン撮影&骨計数」とたくさんの作業の結果、今年もたくさんの健苗を出荷することができました。
 担当者のみなさん、ゴールはもうすぐです。最後まで頑張っていきましょう。

 

 ゴールの先には…新たなスタート(種苗生産)が待っているんですが(笑)。


平成31年1月25日  アユ・出荷最盛期に突入
 暖冬の影響か?今冬のアユは成長が早く、大きく育ったアユの出荷先での評価は上々。
中間育成場で大きく育てられたアユは4月上旬から県下各河川に放流され、太公望を楽しませてくれることでしょう。
今日もアユを積み込んだトラックが山口県を駆け巡ります。


平成31年1月23日   レントゲン撮影
 アユ種苗出荷にともなう健康診断のひとつとして形態異常の有無を確認しています。
 軟エックス線を使用して、アユの脊椎骨に癒合が無いかチェックです。
 種苗生産に使用している水槽すべてについて撮影・チェックし、出荷のGoサインを出します。

 健全な種苗を出荷するため日々精進です。


平成31年1月22日  アユ種苗 配付
 いよいよアユの本格的な出荷が始まりました。
 例年、積雪状況を気にしながらの配付だった玖北ですが、今年度は雪が全くなく、気温も7℃と比較的暖かい出荷日和となりました。 昨年放流したアユは長い期間釣れたようで、「釣りシーズン終盤には29cmのアユが釣れたんだよ」と嬉しそうに話していただきました。今年のアユも元気に育ってもらいたいものです。


平成30年12月26日  移送、始まる


平成30年12月5日  クラス分け(選別)開始
 いよいよアユの選別が始まりました。餌に集まったアユをフィッシュポンプで吸い上げ網の中へ。網を絞り、中に残った大きいアユを計数後、別水槽に収容します。今回は収容水槽が離れているため、アユは行きも帰りもフィッシュポンプです。アユにとってはウォータースライダーに乗っている気持ちかもしれません。
 アユの選別作業が始まると『いよいよ年末だな~』と感じます。


平成30年12月3日  明日から大小選別
 10月上旬にふ化した錦川系アユ種苗。ふ化から55日を越え、全長も45~35mmと大きくなり丸みも出てきました。飼育中の水槽では少し手狭になってきたため、水槽替えに伴いサイズの大小を分ける選別を行うことになりました。
 サイズを大小別に分けることで、今まで体が小さくあまり餌を食べられなかった個体も、大きい個体が別水槽に行って“のびのび”と餌を食べれるようになります。
 早いうちからサイズ分けをすればという意見も出てきそうですが、小さいうちは鱗(ウロコ)も生え揃っておらず魚体を傷つけてしまうのです。
 いよいよ明日、選別開始です。


平成30年10月29日 アユの成長…(一番手:日齢23日)
 採卵が最も早かったアユ種苗がふ化して23日目、全長18mmに成長しました。
 今日の注水温(海水温)は18.8℃、飼育水温は19~18.4℃とアユの成長にもってこいの水温帯です。しかし朝晩の冷え込みは厳しくなっており、いつまでこの水温帯がキープできるか…心配の種は尽きません。
 低水温に強いと思われる『錦川系統(河川の系統)』に期待です。


平成30年10月25日  錦川系統のアユ種苗
 10月6日から始まったアユのふ化ですが、最後のふ化が10月26日になりそうです。
 飼育水温(取水温)の低下が早い瀬戸内海側です。このままでは水温低下による成長不良により、出荷サイズに達しない個体もでてしまいそうです…。
 そうならないよう、暖流の流れている外海側(日本海側)での飼育も検討中ですが、カサゴやヒラメの生産とかぶるため、貴重な水槽のうち数個を貸していただいてアユの飼育をお願いするような状況です。
 錦川系統になって遅れ気味の採卵時期、来年度からは時期の前倒しと採卵日数の短縮が課題になりそうです。


平成30年10月4日 椹野川漁協にて
 当公社で使っているアユの受精卵は、椹野川漁協で採卵されたものを購入しています。
 椹野川の採卵担当は3週間前からアユのお腹を触っては“採卵可能”かどうかを確認・採卵作業をされており、マットに卵を付着させてからも、毎日のように死卵や未受精卵の除去をされています。
 こうした作業に支えられ、山口県の川にアユが放流されています。

        卵 管 理


平成30年10月2日  アユの受精卵を搬入しました


 9月下旬に採卵し、マットに付着させた受精卵が内栽に搬入されました。
 卵の付着したマットは採卵日ごとに分けられ、ふ化直前まで育卵水槽で管理されます。
 18℃に調温された水槽で10日間、水カビなどが拡がらないよう管理後、飼育水槽に移され1~2日するとかわいいアユの赤ちゃんがふ化してきます。

 ふ化に合わせてアユの餌となるシオミズツボワムシも徐々に増やしており、給餌のピークでは1日150億個のワムシを与えます。 これから気の抜けない日々が始まります。