アワビ


平成27年11月18日
海水紫外線殺菌装置設備工事
  アワビ中間育成施設の海水紫外線殺菌装置設備工事が始まりました。


平成26年10月15日
アワビの採卵を開始しました
  クロアワビおよびメガイアワビの採卵が始まりました。100リットルの黒いビニール水槽を7つ並べ、4つに雌を、3つに雄を収容し、落ち着くように黒いビニルフィルムで覆って暗くします。親貝は充分成熟したものを選び、雄雌ほぼ半々、総数は40~60個です。しばらく干出後、紫外線殺菌海水を水槽に注入すると、これが刺激になって1~2時間後ぐらいから産卵が始まります。アワビの貝殻には数ミリの穴が一列になってあいていますが、精子も卵子もこの穴から吹き出されてきます。  水槽の排水受けに細かい目のネットを設置して、卵を集めます。精子と卵子がとれたら受精させます。受精卵は0.2~0.3 mmなので肉眼ではよく見えませんが、緑色をしているのでネットの中が黄緑色に見えます。今日一日で2千2百万粒のメガイアワビ受精卵が得られました。外海栽培漁業センターで採卵された受精卵はビニル袋に詰めて、外海第二栽培漁業センターへ運び、育てられます。  良いふ化幼生が十分に得られるまで、アワビの採卵は繰り返されます。



平成26年9月25日
  外海栽培漁業センターに外海第二栽培漁業センターの担当者が来て、アワビ採卵の準備を行いました。アルミニウム製あゆみを基盤として、その上にプラスチックの100リットル円形水槽を並べ、支柱を立てて海水を供給するシステムを手際よく組み立てました。
 クロアワビ、メガイアワビの種苗生産は、第二栽培漁業センターが担当していますが、ナゼ外海栽培センターへ来て採卵準備をするのでしょうか。それは、アワビの親貝は外海栽培漁業センターで飼育されているからです。小さなアワビには原因がよくわからない病気があって、親貝の持っている病原体が小さなアワビに移る心配があるから、親と子は遠く離れた別々の場所で育てているのです。
 シェルターの裏側についていた親貝をはがして外観から卵巣や精巣の成熟度合いを見ると、雌は青緑色に、雄は乳白色に張っている個体がおり、産卵期が間近です。